黄金律

幸せになるための方法は昔からはっきりしている。それは、

人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい。


ということである。イソップの寓話に、凍えた蛇を懐で温めてやった旅人が、温まった蛇に腹に食いつかれて死んでしまったというのがあるので、万人に適用するわけにはいかないだろうが、基本的には上のような心構えで生活したら幸福になるのではないだろうかと思う。しかし、なかなか実行できないというのも事実だ。人間は、幸福よりも不幸のほうが好きなのかもしれない。

自分の心のもやもやの赴くままに、不幸や幸福について考えてきたが、このあたりで結論らしきものを出して一応の終わりにしたい。結局、幸福とは自分の脳の中に発生するものなのである。また、現実と脳の中の世界は相互に影響しあいながら複雑なネットワークを作っている。その相互作用のバイアスに気づくことによって、すくなくとも、不合理な不幸感だけは避けることができるのではないかと思う。さらに、不幸が創作のエネルギーとなっている場合もあり、必ずしも不幸全てが否定されるべきものではないかもしれない。結局、結論らしい結論にはならなかったが、一生問い続けることができるほど、この世界と脳の世界は豊かなのである。
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by tnomura9 | 2005-05-29 15:18 | 幸福論 | Comments(0)
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