やっと、ひととおり Dojo がどういうものかをさらってみることができた。印象に残ったのは、オブジェクト指向のウィジェットとHTML形式の記述法の相性のよさだ。業務でプログラムをしている人にとっては馴染みの感覚なのだろうが、自分にとっては今までにないプログラミングの経験だった。
汎用性のあるオブジェクトのカスタマイズと、HTMLによる自由度の高い階層構造の記述の相乗効果で高機能なクライアントがさくさくと出来上がってしまうのには驚かされた。オブジェクト+階層構造はコンピュータと相性がいいのかもしれない。 しかし、個々の部品を階層的に配置して、それぞれの部品についてイベントを契機としたプログラミングをするというのは、古い Mac を使っていた人には、ハイパーカードでおなじみの感覚だ。マシンの非力さと、プログラムを一覧できない不便さもあって、あまりたいしたプログラムはできなかったが、ハイパーカードの発想がいかに先進的なものだったかがいまさらに感じられる。 Dojoはつい最近 1.0.0 がリリースされたばかりで、The Book of Dojo がほとんど唯一の文書だが(ただし、非常に良いドキュメンテーションだ)、これから爆発的に普及していくのではないかという予感がする。
by tnomura9
| 2007-11-25 01:00
| Dojo
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Comments(3)
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