いじめや、閉じこもり、ニートなど社会生活の障害の本質には「怒り」の感情が重要な働きをしているのではないだろうか。怒りが表に現れれば暴力になるだろうし、怒りが隠されて心の奥に溜め込まれたら閉じこもりになるのではないだろうか。
人間が、怒りの感情を持つのは、生理学的に意味のあることだったのだろうと思うが、社会が複雑になっていくにつれてその感情をもてあますようになったのだろう。この、怒りを鎮めるための良い方法はまだないようだ。精神安定剤も、不安感は緩和するが、怒りの根を断ち切る力はない。 悪いことに怒りの感情は連鎖反応的に感染していく。気をつけておかないと、隣人の怒りに自分が感染し、さらにその隣人の怒りを増幅するという悪循環に簡単に陥ってしまう。人口が少なく、社会生活で人と接する機会が少なければ、怒りを感じる機会も少ないかもしれない。しかし、現代のように過密な接触の機会がある場合は、怒りにさらされる機会も増加する。 怒りの生理学的な基礎と、その解消法の解明が待たれる。
by tnomura9
| 2005-12-31 10:00
| 心の話
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