少ない情報処理能力で大量の情報処理をやろうとするとき、質問力以上に大切なのは、適切な目標設定をすることだ。
目標は具体的なものでなければならない。具体的でかつ、達成できたかどうかをはっきり確認できるような目標設定にする必要がある。したがって、現在の問題点をしっかりと把握し、その現実に立脚した目標でなければ無意味だ。 売り上げを前年比何%増にするというのは目標ともいえない。現状分析も全くなされていないし、何を改善すれば目標達成とすることが出来るかもはっきりしていない。また、改善によるノウハウの蓄積の価値を全く無視している。こんな目標しか立てられない会社は早晩破綻するだろう。 個人の学習についても同様だ。能力を高めたいという抽象的な目標設定では、果たして、能力が高められたのかそうでないのか全く評価することが出来ない。論理力を高めたいというのも、同じようなものだ。命題論理学を学びたいのか、述語論理学を学びたいのか、文章を論理的に読む力をつけたいのか、発想を引き出す論理能力を身に着けたいのか、論理学の知識といっても多岐にわたっているからだ。 また、期限が切られていない目標は達成できないのと同じだ。いつかは達成できるのではないかといった目標では、生きているうちに到達することはほとんど不可能だろう。 具体的に目標設定することと、期限を切ることは目的設定に不可欠な要素なのだ。
by tnomura9
| 2005-09-25 00:39
| 考えるということ
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