ポケットコンピュータ

去年の8月にHaskellに挑戦し、11月にNetWalker を購入、年末にWindows 7搭載コンピュータを購入しC#の勉強、今年になって iPod touch を購入してフリック入力を練習中、ちょっと iPhone OS SDK を覗いて、Objective C の概要を調査中と、ここ5ヶ月間めまぐるしかった。

記憶力があまりよくないので、もう Hakell のことは忘れ始めているし、C#も標準体重を計算するフォームくらいしか作れない。何も実用的なことはできないのだが、面白かった。

なぜ、こんなにあちこちを彷徨しているのだろうと思ったが、どうやら、コンピュータにやらせたいことがあるのに、それができるアプリケーションがないということのようだ。

ところが、コンピュータを使って何をやらせたいのかと自問自答してもあまりはっきりしたイメージが湧かない。漠然と、絵を書いたらそれが自動的にアニメーションして欲しいとか、メモを書きためて置いてそれを自由に文章に落とし込めたらいいとか思うのだけれど、こういうアプリケーションが欲しいのだという明確なものはない。

結局のところアイディアを保存したり、検証したりするのに便利な道具が欲しいのだ。Haskell に引かれたのは、面倒くさいアルゴリズムを簡潔に表現出来そうだったからだし、NetWalker が欲しくなったのは、Linux をポケットに入れて持ち歩けるという魅力に抵抗できなかったからだし、C#はC++のようにごちゃごちゃしてなさそうだったし、フリック入力を練習しているのは、考えるスピードで片手で文字入力が出来そうだからだ。

要するに、データを管理したり加工したりする道具が欲しいのだ。そうして、データはできるだけ使い回しができる方がいい。特定のアプリケーションを使わないと見ることさえできないデータでは困る。アイディアをデータの形で残し、かつ、それをいろいろなソフトウェア的なツールで加工出来るようなものが欲しい。そうして、それをいつどこででもやりたい。ポケットにコンピュータを忍ばせて置いて、思いついたことがあったら、考えるスピードで記録したいということだ。

プログラム言語もそうだ。自分のアイディアを検証するだけだから、できるだけ手軽な方がいい。GUIは必要最小限でいいし、できればあまり手間のかからない方がいい。市販のプログラムはどうやって顧客をつかむかという発想だから、余分な機能やルックアンドフィールが多い。重いし、そのアプリケーションを使えるようになるためにかなりの学習が必要だ。

要するに、軽くて、使い回しが効いて、簡単にカスタマイズできる道具が欲しいのだ。

文字列処理に関して言えば Unix の環境がそれに近い。Linux と Ruby と Firefox とApache があれば大抵のことはできる。gjots2 などのアイディアプロセッサはなんで今まで知らなかったのだろうというくらい、直感的で使い勝手がいい。プレゼンテーションソフトもちょっと重いのが嫌だが、アイディアをまとめるの道具としても便利だ。C#はまだ入り口を覗いているだけだが、.Net に便利なツールが揃っているようなので有望株だ。フリック入力は片手で実用的な速度でストレスなく入力できそうなのが魅力的だ。XMLはバカでかい仕様が嫌いだが、データ共有のデファクトスタンダードになっていっているようだ。.Net にはパーサがライブラリに入っている。

こういう技術は次第に収束して、データ指向で、入力がストレスなくできる環境が次第に整ってくるのだろう。それを待ちきれなくていろいろとうろついていたわけだ。こうやって、書いているうちにだんだん考えがまとまってきたので、すこし、頭を冷やして方向を定めて見たい。

差し当たっては、アイディアプロセッサを活用したい。なんといっても使い方が簡単だから。特に、gjots2 はデータが文字列だから便利だ。文書の構造は、簡単なディレクティブを挿入してあるだけなので、他のツールで加工することも出来る。データ指向のプログラムのお手本みたいなものだ。
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by tnomura9 | 2010-01-18 06:23 | NetWalker | Comments(0)
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