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実戦的な太極拳

実戦的な太極拳?








# by tnomura9 | 2024-05-19 10:03 | 話のネタ | Comments(0)

脚気

脚気という病気について調べていたら、農林水産省のホームページにまとまった記事があった。


膝の下をたたいて足がポンと上がらない場合脚気を疑うというのは有名な話だ。脚気の症状としては、全身の倦怠感、食思不振、手足のしびれ、足のむくみなどがあるが、本当に怖いのはこの病気が脳と心臓を犯すということだ。大正時代までは脚気で死亡する人が年間3万人くらいあり、国民病といわれていたそうだ。ながらく原因不明だったが、原因は白米食によるビタミンB1の欠乏だった。

精米は手間のかかる作業だったため、白米食が普及したのは江戸時代も元禄時代以降でそれも江戸周辺だけだったようだ。地方では依然、主食は玄米や雑穀米だった。

ところで、江戸時代には「江戸わずらい」という奇妙な病気が見られた。参勤交代などで江戸詰めになった武士が、ほどなく歩くこともできないような病気になり、地方に帰るとすぐに元気になっていたらしい。

脚気が問題になってきたのは明治以降で、軍隊の給食で白米を支給するようになってからだ。白米の給食で兵員の2割が脚気になり、2%が毎年死亡していた。しかし、海軍では主食を麦飯にすることで脚気の発生を0にまで減少させた。

年間3万人が脚気で死亡していたとは驚きだが、それくらい白米主体の食事には栄養の偏りがある。危険な食事と言えるかもしれない。また、明治、大正の時代でも麦飯や雑穀を食べていた人たちは脚気と無縁だったようなので、健康についての麦飯の優位性は圧倒的だ。それは副食が豊かになり、脚気の発生がなくなった現代においても変わりはない。

現代でも主食をときどき麦飯や雑穀米や玄米に変えるのは意義のあることだ。

# by tnomura9 | 2024-05-10 08:14 | 話のネタ | Comments(0)

「要するに」と「例えば」

参考書を読むときに、「要するに」著者は何を言いたいのか、「例えば」どんな事例があるのかという2つの質問を適宜利用したほうが理解が進む。

「要するに」とは、今読んでいる記事の上位概念はどういうことかを考えることだ。こまごまとした事例はどのような一言でまとめることができるのか、著者は記事の詳細を通じて何を言いたいのか考えることだ。

これは、記事の個々の内容を抽象化して上位概念から眺める方法だ。

これに対し、「例えば」という問いは抽象的な概念の具体例を求める。「想起練習」が学習で重要であると書いてあれば、それを表す具体例は何かと考えてみると色々な例が上げられていることがわかる。参考書の本文を読んだあとで覚えていることを書き出したり、小テストを受けたり、脳内シミュレーションを行ったり、フライトシミュレータを動かしたりなどの例がでている。あまり共通点がないような例もあるが、それは著者の観点からは共通の性質である「想起練習」としてまとめられている。

「想起練習」という上位概念の用語だけでは意味が不明だが、その下位概念である実例をいくつか眺めることでその実例に共通する「想起」という概念の意味が理解できる。

このように、「要するに」と「例えば」という2つの質問で抽象と具体例の間を行き来することで、本の文章の理解が用意になる。
# by tnomura9 | 2024-05-08 08:09 | 考えるということ | Comments(0)

キーワードと想起

学習には想起練習が効果的らしい。

使える脳の鍛え方 ビーターブラウン、ヘンリーローディガー他(著)Kindle版

教科書を何回も読むよりも、1回読んでそこに書いてあった内容を思い出して書き出す方が記憶の定着が良いのだそうだ。

しかし、実際にやってみると内容を思い出して書き出すというのは結構大変だ。思い出す内容が少ないと焦るし、逆に多すぎるとうんざりしてしまう。

教科書の内容を漠然とすべて思い出すのが大変なのは、想起のための焦点がないからだ。脈絡なく全てを思い出そうとするのは意外に効率が悪い。

そこで思いついたのは、キーワードを想起の焦点にするということだ。教科書のキーワードを一つだけ抜き書きして、そのキーワードについてあれこれ考えるのだ。

前回の記事にも書いたように、キーワードにはそれに関連するキーワードの階層的な木構造がある。それらは実際に膨大な数のネットワークになる。それをすべて思い出すというのは大変な作業だ。

しかし、人間の脳はそれをこなすことができて、知っているキーワードなら瞬時に「分かった」という感覚を伴う想起ができる。

知らないキーワードでも、想起しようと努力するとある時点で「分かった」(ユーレイカ)という感覚が湧いてくることがある。そのような状態の時が、有効な学習が行われた時だと考えてよい。

想起練習は、キーワードについて行うべきだ。

# by tnomura9 | 2024-05-07 06:43 | 考えるということ | Comments(0)

キーワードと Q アンド A

キーワードは概念を指し示す記号表現であり、概念はキーワードの意味である記号内容だ。

記号内容は非言語的なものだが、それを表現するために文章が使われる。そうして、その文章の中にはさらに多くのキーワードが表れるが、そのなかのどのキーワードの意味が分からなくても、文章全体の意味が分からなくなる。

一般に、キーワードの意味が分からないときにその説明文を探すが、その説明文の中のキーワードの意味が分からないときは、さらに、そのキーワードの意味を探索するという探索が階層的に行われる。

この過程で、キーワードが指し示す概念がとてつもなく奥深いことを思い知ることになる。キーワードの階層構造から考えると、階層が深くなるたびにキーワードの数が指数関数的に増えるからだ。

このようなキーワードの意味の探索の過程は Q アンド A の形式で記録していくのが便利だ。

例えば、「modular ラティス」というキーワードの意味が分からなかったのでネット検索を行い、次のように Q アンド A 形式でまとめてみた。

Q. modular ラティスとは何か。
A. modular 律が成立するラティスである。

Q. modular 律とは何か。
A. ラティスにおける次の等式による演算規則だ。x ≦ z ならば、任意の y について、(x ∧ y) ∨ z = x ∧ (y ∨ z)。

Q. modular の語源は何か。
A. 部分加群の modular からきている。

Q. 一般的な modular とは何か。
A. modular とは、規格化された部品(モジュール)を君合わせて機能を連結させるといった意味を持つ。

Q. 数学における modular とは何か。
A. モジュラー形式は、モジュラー群という大きな群についての対称性を持つ上半平面上の複素解析的関数である。歴史的には数論で興味を持たれる対象であり、現代においても主要な研究対象である。

この例では、検索すればするほど分からないキーワードが増えてきて収拾がつかなくなってしまったが、「modular ラティス」というキーワードで示される概念の全容が次第に表れてくる感覚がわかる。

また、キーワードには、そのキーワードを支える下位のキーワード、さらにその下位のキーワードという階層構造があり、トップレベルのキーワードを理解するためにはその階層構造を丹念にたどっていく必要があるのが分かる。

この際に、Q アンド A 形式でキーワードの探索過程の記録をとると、自然に次にどのような探索が必要かが分かってくるので便利だ。

# by tnomura9 | 2024-05-05 10:21 | 考えるということ | Comments(0)