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本の線引きは謎を残せ

本には線を引こう。しかし、重要な文章を丸のまま線引きしてはいけない。線を引くのはキーワードの単語だけにする。その単語の意味を説明するような文には線は引かない。

ぱっと見て意味が分かるような線引きだと本を読み返したときに「あっ、知っている」と思って読み飛ばしてしまうからだ。キーワードだけだと後から見直したときなんで線を引いたのか分からないときがある。それで、もう一度そのキーワードについて思いを巡らしたり、本の内容を確認したりするだろう。

キーワードを見てすぐに内容が分からないようでは、本の知識が自分の中でまだよくこなれていない。

また、線を引くキーワードは厳選して数を増やさないようにする。キーワードはあくまでも連想の糸のきっかけであって、そこから派生的に連想される事項まで線を引いてしまっては、どこから考え始めたらいいのか分からなくなって混乱するだろう。

さらに、キーワードのページ内や段落内での位置にも注意を払う必要がある。キーワードと章や見出しとの位置関係をざっと眺めて全体像を掴むのだ。キーワードの位置関係の記憶ができると、本がそのまま辞書やデータベースになる。

本に線を引くときは、厳選した少数のキーワードだけに線を引くのが一番いい。
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by tnomura9 | 2005-09-30 20:43 | 考えるということ | Comments(0)

場所で覚える

優秀だと評判の先輩に質問に言ったら、「そのことなら、何と言う本の何ページの下のほうに書いてあるから読んでみて」と言われたという伝説はよく耳にする。

さすが秀才は違うと感心するが、ひょっとすると彼らは情報の内容と同時に情報のある場所を記憶しているのではないかという気がする。

管理人だって、街の何処の本屋のどの棚に『ドラゴン桜』が置いてあるか知っているし、橋を渡ったところのショットバーのドライマティーニは美味いとか、丸々ビルの3階の伽場蔵には若い子がいるとか特に記憶しようと思わなくても結構頭に入っている。

だから、管理人も情報の中身を覚えようとせず、その情報がどこにあったかを覚えるようにするといいのかもしれない。難しい本を通読するのはほとんど不可能だが、必要な情報が何処にあるのかだけなら割りに覚えやすいのではないか。それに情報なんてものは理解していなくてもあり場所を知っているだけで随分役に立つものだ。
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by tnomura9 | 2005-09-29 21:00 | 考えるということ | Comments(0)

良書

文芸書のことは分からないが、知識を得るための良書とは、論理的で分かりやすい、網羅的である、書かれている知識の再利用ができるという特徴がある。

論理的で分かりやすいのは、内容が十分に検討されて、整理されているということだ。

網羅的なのは、その分野に関して必要な説明の漏れがないということ。

知識の再利用ができるのは、その知識を必要とする機会が数多くあるということだ。

このような本を持っていると、色々と便利だ。一種のデータベースとして活用することが出来るからだ。意外なことだが、辞書はこのような観点から見ると良書であることが多い。
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by tnomura9 | 2005-09-29 00:10 | 考えるということ | Comments(0)

思い出し書き

参考書を見ながら用語などを正確に書き写すノートはあまり効果がない。正確な内容ならもう一度本を見返せば済むからだ。

それよりも、読み終わったあと、本を一旦閉じて、思いつくままに今読んだ内容を書き出していくという方法のほうが効果的だ。本を読んだ後に、それをどういうふうに自分のものとして消化しているかを確認できるからだ。そうして作った自分の頭の中のノートと本を再び照らし合わせて確認して、どう違っているのかを検討すると理解が深くなる。

ノートに書き出すのは正確な用語にこだわらず、意味の連鎖を書き出すようにするとよい。用語と意味はペアの関係にある。用語を記憶するのは難しいが、意味の記憶のほうはたやすい。用語をはっきりと覚えていないときは、ノートにはその用語の意味を書き込めばいい。

重要なのは本に書かれている事実ではなく、それによって誘発された思考の流れを意識化することなのだ。
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by tnomura9 | 2005-09-27 08:12 | 考えるということ | Comments(0)

スキミング

分厚い本は最初から読んではいけない。目次を見るように勧める人もあるが、管理人は、スキミングを最初にすることを勧める。

スキミングとは本を最初のページから始めて、読むともなく、見るともなく、1ページずつめくっていくのだ。丁度、何気なく雑誌をめくっているときのような状態だ。気になる文章や絵があったらそこで止まってもいいが、さっと流さないと時間がいくらあっても足りなくなる。脳が披露する前に本の全体に目を通すのがスキミングの目的なので、さっさと跳ばしていくほうがよい。ただし、ページだけは1ページずつ律儀にめくっていく。

スキミングが終わったら、すぐに、その感想をマインドマップに記入していく。最初にノートの左ページの真ん中に読んだ本の名前を書く。そうして、その周囲に、疑問点でもよいし、気になった用語でもいいし、絵や図の内容でもよい、とにかく、片っ端から思いついたものをマインドマップにして書き込んでいくのだ。

あまりたいした項目がマインドマップに書き込めないときは、まだ、その本を読む準備が出来ていないと考えたほうがいいかもしれない。マインドマップができたら、今度は目次を見るのだ。そうすると、スキミングで作ったマインドマップと作者が作った目次を見比べながら、その本は、どういう意図で書かれたのだろうと考えるのである。

これだけの準備をしてから本を読み始めると、いきなり読み始めたときと違って、かなり理解できるような気がするだろう。

このようにスキミングは本の全体像を掴むのに、精神エネルギーをあまり使わなくて楽しんでやれる良い方法だと思う。
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by tnomura9 | 2005-09-26 18:46 | 考えるということ | Comments(0)

目的を明確にする

少ない情報処理能力で大量の情報処理をやろうとするとき、質問力以上に大切なのは、適切な目標設定をすることだ。

目標は具体的なものでなければならない。具体的でかつ、達成できたかどうかをはっきり確認できるような目標設定にする必要がある。したがって、現在の問題点をしっかりと把握し、その現実に立脚した目標でなければ無意味だ。

売り上げを前年比何%増にするというのは目標ともいえない。現状分析も全くなされていないし、何を改善すれば目標達成とすることが出来るかもはっきりしていない。また、改善によるノウハウの蓄積の価値を全く無視している。こんな目標しか立てられない会社は早晩破綻するだろう。

個人の学習についても同様だ。能力を高めたいという抽象的な目標設定では、果たして、能力が高められたのかそうでないのか全く評価することが出来ない。論理力を高めたいというのも、同じようなものだ。命題論理学を学びたいのか、述語論理学を学びたいのか、文章を論理的に読む力をつけたいのか、発想を引き出す論理能力を身に着けたいのか、論理学の知識といっても多岐にわたっているからだ。

また、期限が切られていない目標は達成できないのと同じだ。いつかは達成できるのではないかといった目標では、生きているうちに到達することはほとんど不可能だろう。

具体的に目標設定することと、期限を切ることは目的設定に不可欠な要素なのだ。
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by tnomura9 | 2005-09-25 00:39 | 考えるということ | Comments(0)

質問力

速読法も記憶法もだめな管理人が学習の効率を上げるためには、質問力を鍛えるしかない。参考書の中身を読む前によい質問を作っておくのだ。

何がよい質問かはっきりと言うことは出来ないが、いくつかの質問のパターンを持っているとよいだろう。たとえば、新聞の記事は、いつ、どこで、誰が、何を、どのようにしたのかという4W1Hで書かれているといったものである。

また、これは何であって、何ではないというような二分法で考えるという方法もある。

新聞の記事で「流通・外食 売り手市場」という見出しがあったとする。まずはこの言葉が何を指しているかという疑問が湧いてくる。売り手市場というのは何について述べているのだろうか。株ではないようだ、どうも就職の話のようである。就職でも色々あるが大卒者の就職のことだ。

流通・外食産業で売り手市場ということは、求職より求人活動のほうが盛んであるということである。この分野で新規採用があるということは、これらの業種の業績が好調であるはずだ。にも関わらず求職者が不足しているということは、他業種の求人も盛んだろう。全体に景気がよいのだろうか。それとも、団塊の世代の大量の退職者がでるという事情もあるのだろうか。

流通・外食産業で求職者が不足しているということは、大卒者にとってこの業界があまり魅力がないのだろうか。この産業は栄枯衰勢が激しく将来に不安があると考えているのだろうか。また、産業側も使い捨ての人材を欲しているのだろうか。かりに就職するとして、中年以降の人生設計に独立起業を考えておいたほうがよいのだろうか。

また、去年と比べてどれくらい好調なのか、その要因は何だろうか。等々。

あまり質問の数が多くても収拾がつかなくなる。質問のほうもマインドマップで構造化しておく必要があるかもしれない。頭のよい人なら全て頭の中で考えることが出来るだろうが、凡人は一旦紙に書き出したほうがよいだろう。

質問のノートを作って質問力を鍛えるという方法もよい方法かも知れない。
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by tnomura9 | 2005-09-24 07:52 | 考えるということ | Comments(0)

それでも残る勉強法についての興味

「ドラゴン桜」が面白かったのは、普通の生徒を勉強法を工夫することによって高嶺の華である東大に合格させてしまうという所だった。受験というのは特殊なルールで戦う知識ゲームのようなものなので、もはやゲームとは関係なくなった管理人には縁のない話である。

しかし、実務に携わっていrても、受験勉強と共通するような学習のテクニックが必要な場合は多々ある。そのヒントとなるような工夫が、あのドラマで見られたのが、興味をかきたてられた理由だったような気がする。

管理人の場合も知っておかなければならない知識は、日に日に増大している。そのうえ、仕事に追いまくられて、ゆっくり本を読む時間もないのだ。大量の情報をどう自分の物にするかというのは、切実な問題でもあるのだ。

それで、記憶法や速読法の本をかなり読み漁ったが、思うように効果が上がらない。特殊な技術をマスターするには、特殊な才能が必要なのではないだろうか。そこで、普通の人が、普通に努力していれば、効果の上がる方法はないだろうかと考えたのだ。

そうして得た結論。大量の情報を短時間で正確に学習する方法はある。しかし、管理人にはそれは出来ないということだ。出来もしないことを追いかけるより、今自分の出来る方法でやってみるしかない。ドラゴン桜は管理人にとってはやはりドラマの中の出来事でしかない。

まあ、あせらないで、出来ることだけをやってみることにしよう。
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by tnomura9 | 2005-09-22 18:50 | 考えるということ | Comments(0)

大学受験はゲームだ

大学受験も高校野球のようなスポーツやゲームの一種と考えてもいいのではないだろうか。

野球の場合甲子園へ出場できるのは一部のエリート球児だけだが、だからといって、他の人たちが野球をプレーして楽しんで悪いということにはならない。それぞれのレベルで楽しめばよいし、練習すればそれなりに上手くなるのだ。将棋だって、碁だってゲームだから面白いので、将棋や碁の力で一生が決まってしまうと考えると大変だ。

大学受験だって将棋や碁とそう変わったものではない。高校の同窓会をやってみると分かるが、有名大学を出たからといって、その後の人生が平坦とは限らない。また、有名大学を出なくても社会で活躍するのになんの妨げもないのである。頭のいい人間が勝つとは限らないのだ。

大学受験を特別なものと考えなければ、それは、思考力を鍛えるためのいいゲームになる。記憶力を鍛えるにはどうすればよいか、数学パズルを上手に解けるようになるには、どんな訓練をすればよいのか。どうすれば、疲れずに長時間勉強を続けることが出来るようになるのか。いろいろな面白い課題が発生してくる。

このような技術の開発については、一般的な方法がある。要素技術をどう上達させるかということと、その要素技術をどう組み立ててゲームに役立てるかという二本立てで考えることだ。受験を一生を左右する一大事とは考えず -- 実際、受験が一生を左右することはあまりない、そう考えているのは受験後の生き方の責任を全部受験に転嫁しているだけに過ぎない --  思考力を使うゲームと考えれば、思考力の使い方を楽しみながら鍛えることができる。

変な話だが、社会人になってからでもセンター試験の模試を受けても構わないのではないか。偏差値が高校のときとくらべて格段に上がっていれば、自尊心を満足させることができるだろうし、受験なんてたいして意味がなかったのだと実感することもできるだろう。あるいは若ければリターンマッチで難関校に挑戦してもいいだろう。

いずれにしても、大学受験に挑戦した2、3年で一生が決ってしまうと考えるのは納得がいかない。
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by tnomura9 | 2005-09-21 05:46 | 考えるということ | Comments(0)

空のマインドマップ

マインドマップを作ってみると、知識というものが、項目と項目のネットワークで構成されていることが分かる。

それでは、マインドマップの丸印のなかの項目を隠してしまったらどうなるだろうか。ラベルのついていない丸印と線だけのマインドマップはその知識の構造を表している。

たとえば、単純な木構造の知識は、部分木の集合からなっているし、TCAサイクルの化学反応の図式は、アセチルCoAによって注入されたアセチル基が化学反応のサイクルの間で消費され、3分子のNADHと1分子のGTPと1分子のFADH2を産生するという機能の概略を表している。

マインドマップを構造という観点から見直してみると、意外に多くの知識が似たような構造になっていることに驚かされる、と言うより、ほとんどが階層構造なのだ。階層構造の知識と言うのは、互いに無関係な部分に分割できるということなのだ。それだけ、知識の相互関係が整然としていて単純なのだ。

それとは逆に、階層構造にならず、ループやフィードバックなどの相互作用のある知識構造は、全体の振舞が複雑でそれゆえ理解が難しいと言える。

いずれにせよ、知識の構造に注意を払うことによって、その知識をマスターするための戦略がたてやすくなるだろう。
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by tnomura9 | 2005-09-18 10:18 | 考えるということ | Comments(0)