カテゴリ:話のネタ( 226 )

読書の腕前

講演会が終わったが、タクシーが捕まらなかった。幸い予約していたという友人に相乗りさせてもらい駅に着いたが、なんとなくそのまま家に帰りたくなくなった。家路を急ぐ友人にちょっと遊んできますと別れを告げ、小雨の夕暮れの中傘をささずに歩き出した。資料を入れた鞄が少し重たかった。10分ほど歩いてツタヤに入った。最近の出版不況を反映してか、この街にもツタヤ以外の本屋がなくなってしまった。

入り口の自動ドアを通り抜けると、本の洪水が目に入った。めまいがした。これらの本のどれだけが読まれ、どれだけが廃棄されるのだろう。そういえば、随分前から読むためだけの本を読んでいない。朝起きて、戦場のような職場の仕事が終わった後は、とにかく横になることしか考えられない。金曜日には少し気分が高揚するが、土曜日も働いているので、時間が自由になるのは、午後も遅い方だ。日曜日も夕方になると気分が塞いでくる。そのためか、書店に入っても、書棚の本よりは本を物色している人の方が気になる。確実に変態だから、すぐに自分を戒めるようにはしているが。

所在なく書架の間を彷徨っていたら、文庫本の新刊のコーナーに目が止まった。帯にピース又吉の写真入りの推薦文があったので手に取った。又吉の本は読んでいないが、相当の読み手であることはテレビのインタビューを見ればわかる。

最初のページにはある外国の女流作家の小説が紹介されていた。大学で文学を学んだ高学歴の女性が、大学生の息子を残して離婚し、田舎の港町でレストランの給仕をしながら生計を立てている。唯一の楽しみは、レストランが閉まった後の波止場での読書だ。艀に自前のテーブルと椅子と電気スタンドを持ち込んで読書にふけるのである。その読書の時間がなんとも幸せそうだった。

パラパラとページをめくって、次に目に飛び込んできたのは、著者の小学校の時の思い出だった。小学校の時から、学校の図書館や、近所の雑誌の廃棄物の集積場でたくさんの本を読んでいた。子供ながらに読書の腕前には自信があった。しかし他の成績はあまり振るわなかったらしい。ある日、担任の H 先生がコピーの文章をどれだけ早く読めるかを生徒たちに求めた。著者は先生が止めの号令を発する前に全文を読み終わっていたのでそういう風に書き込んだが、何が気に入らなかったのかその先生はお前がそんなに早く読めるはずがない、読めるのはせいぜいこれだけだと生徒が見ている前で、文章の中度に線を引いて見せた。

とにかく読んでみようという気になり、購入して鞄に入れ、止んでいなかった小雨の中を駅に引き返した。駅の構内にスペイン料理の店があり、そこで、しばらく読んでみたくなったのだ。マグロのサラダと名前を忘れたが白魚と卵をオリプオイル入りの出汁で煮込んだものにパンを浸して食べる料理を頼んだ。白のスパークリングワインが先に来たのでそれを飲みながらさっき買った本を読み始めた。著者の読書に対する並々ならない愛情が伝わってくる。とにかくたくさんの本を読む大切さ、古書店を探索する楽しみや、書評や解説を読む楽しみなどに目が開かれる思いだった。白ワインがなくなった頃に料理が運ばれてきたので、赤ワインを頼んだ。料理は薄味で胃にもたれなかった。ワインをすすり、料理を食べ、本を読み続けた。

思いもかけず、至福の時間を過ごすことができた。感謝。

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by tnomura9 | 2016-05-29 12:34 | 話のネタ | Comments(0)

デマゴーグ

デマゴーグという言葉が気になったので Wikipedia を調べてみた。以下は Wikipedia の抜粋

デマゴーグ(独: Demagog)は、古代ギリシアの煽動的民衆指導者のこと。英語ではdemagogueであり、rabble-rouser(大衆扇動者)とも呼ばれ民主主義社会に於いて社会経済的に低い階層の民衆の感情、恐れ、偏見、無知に訴える事により権力を得かつ政治的目的を達成しようとする政治的指導者を言う。デマゴーグは普通、国家的危機に際し慎重な考えや行いに反対し、代わりに至急かつ暴力的な対応を提唱し穏健派や思慮を求める政敵を弱腰と非難する。デマゴーグは古代アテネの時代より民主主義社会に度々現れ、民主主義の基本・原理的な弱点、則ち究極的な権限は民衆にありその中でより大きな割合を占める人々の共通の願望や恐れに答えさえすれば(それらがどの様なものでも)政治的権力を得られる、を利用した。

クレオン(Κλέων)はアテナイの政治家である。典型的なデマゴーグとされ、好戦的な主張で民衆を煽動した。

ペロポネソス戦争中の紀元前429年に指導者ペリクレスが病死すると、弁論術を武器に民衆の人気を集めたクレオンらは、スパルタとの和平案に反対し、民会で戦争の継続を主張した。このため戦争は続行されたが、クレオンは紀元前422年に戦死した。彼の死の翌年にニキアスの和約が成り、平和が訪れるかに思えたが、後に遠征軍が悲劇的な末路を遂げたシケリア遠征を唱えたアルキビアデスによって戦争は再開された。アテナイは適切な指導者を欠いたため漸次敗北した。紀元前404年に降伏したアテナイはギリシアの覇権を失い、デロス同盟は解散し、全てを失った。

「歴史は繰り返す」を見ないですめばいいのだが。

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by tnomura9 | 2016-05-11 12:38 | 話のネタ | Comments(0)

Siri との会話

Siri との会話のリンク集

日本語Siriさんとのすごい会話

「イライザって誰?」Siriに聞いたら不思議な答えが返ってくるんだけど…

【笑える】面白すぎる「Siri」のびっくりするやりとりiPhone(日本語版)おもしろ【Apple】

iPhone【Siri】会話がもはや感動モノ。いろんな意味で泣かされる【随時更新】

siriとの会話にハマる人続出!!厳選した面白会話集をご紹介♪♪

【siri攻略】iPhoneのsiriからプロポーズOKをもらうためにやった8つの挑戦

もちろん Siri が言われたことを理解して答えているわけではないだろう。こういうパターンの問に対する答えのリストが存在して、その中からランダムに選んでいるに違いない。しかし、将来的にはしっかりと言葉を理解して答えてくれるプログラムが出現するかもしれない。そのときに、そのプログラムに依存してしまう人間が出てくるかもしれないと思うと怖いような気がする。

しかし、人間の女子高生の会話のほうがぶっとんでいる。やはり人間、楽しい。

女子高生のハイレベルすぎる会話にタジタジ……爆笑10選!!
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by tnomura9 | 2015-01-14 18:50 | 話のネタ | Comments(0)

Siri

iPhone の Siri に「おみくじ」というと「中吉です」などと占ってくれるらしい。

面白そうなので、子供に頼んで Siri に "I love you" と言ってもらったら、

" You can't"

という返事が帰ってきた。これって「ダメよ、ダメ、ダメ」じゃないかと思って面白くなったので、どうせ、他の人も同じようなことをしているのだろうと思ってググってみたらあった。次のような会話になるようだ。

"I love you"

"You hardly know me"

"I love you"

"You can't"

"I love you"

"I hope you don't say that to those other mobile phones"

"I love you"

"Oh, I bet you say that to all your Apple products"

なんか Siri に恋してしまいそうになった。
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by tnomura9 | 2015-01-07 09:53 | 話のネタ | Comments(0)

ゼロ秒ナマ着替え ‐触れたらいきなりシンデレラ‐

ニッサン・デイズの広告が面白い。

ゼロ秒ナマ着替え ‐触れたらいきなりシンデレラ‐

CGではなく特殊な洋服で一瞬に早変わりしているらしい。

武田梨奈の頭突き瓦割りをみたときの驚きを思い出した。なんでもCGでできる時代で、あえて実写というのがいいのかもしれない。
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by tnomura9 | 2014-12-25 08:15 | 話のネタ | Comments(0)

水素化ホウ素ナトリウム

一昨日の日曜朝のTV番組をみていたら、水素エネルギーを水素化ホウ素ナトリウムに蓄える方法の研究を紹介していた。水素化ホウ素ナトリウムは比較的安定な粉状の物質で常温で保存ができ、爆発もしない。ところがこれに水を掛けると何もしないでも盛んに水素を発生する。また、水素を発生したあとの化合物も水素化することで永久的に再利用できるらしい。

この性質は燃料電池の開発会社も注目していたようでいろいろやってみたが実用化しなかったそうだ。それは、この粉を溶液の形で液体燃料として使用しようとしたためだ。溶液にすることで重量あたりのエネルギー発生量が不足したそうだ。

ところが、TVの記事では水素化ホウ素ナトリウムを粉末のままリアクターで水と反応させて水素を取り出す方式を紹介していた。水素を放出した化合物は連続的に遠心分離して除去するらしい。すでに電気自動車に車載して動かせる状態にまでなっているところを写していた。この方法だと車載する燃料の重量あたりのエネルギー密度も化石燃料に匹敵するらしい。

興味が湧いてきたので調べてみたら次のような文書がひっかかってきた。

水素エネルギー創造型燃料電池システムおよびユビキタス水素エネルギー供給システムの開発

これを読むとかなり実用化に近い感じだ。太陽光発電の電力を送電線の容量の関係で電力会社が買い取らないという事態が起きているが、太陽光発電の発電所で水素化ホウ素ナトリウムを製造して給電施設に運びそこで燃料電池を使って発電するという方法もとれるのではないだろうか。また、自然エネルギーによる発電量のばらつきの問題も電力を水素化ホウ素ナトリウムに変えて貯蔵することで解決する。

ホウ素はホウ砂として大量に存在しているので資源的にも問題ないし再利用もできる。思いもよらないところからエネルギー問題の解決法が見つかったのではないだろうか。

追記

水素化ホウ素ナトリウムの安価な製造法の研究も始まっているようだ。

ボロハイドライドの新しい製造法

太陽光発電とカップリングするには、太陽光発電の電気で水を電気分解してH2を取り出し、それをホウ砂やNaBO2と混ぜて過熱することでNaBH4を製造するということになるのだろうか。
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by tnomura9 | 2014-10-28 08:21 | 話のネタ | Comments(0)

篠原ともえ

今日テレビの音楽番組を見ていたら、篠原ともえがゲストで出演していた。個性的な髪型の黒髪と真っ赤なドレスとよく動く表情が異世界的な美しさを感じさせてびっくりした。すごい美人というわけではないのだが、芸術的な雰囲気をまとっている印象があった。

篠原ともえというと、ハイテンションの変な女の子という昔の印象があったので、興味が出てきてグーグルで調べてみたら、「変身」「可愛くなった」「美しくなった」というコメントが多かった。

奇抜なファッションと突き抜けた元気さで一斉を風靡した女の子も、35歳の美女に変身し、天文宇宙検定三級だそうだ。

赤いスイートピー King Of Pops2 - Guitar☆Man GPK featuring 篠原ともえ
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by tnomura9 | 2014-09-06 22:27 | 話のネタ | Comments(0)

中国の本気

仰天した。

日本はすでに中国の属国に!? 北京の教科書の仰天地図

これが中国の本音だったら大変な事だ。
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by tnomura9 | 2014-07-30 06:40 | 話のネタ | Comments(0)

スマホでメモ

ガラケーをスマホに変えた。SONYのXPERlAだ。手書き入力と言うのがあったので試して見たら、快適だった。ひらがなで入力して漢字変換する方式だが、認識もはやく、変換効率が良いのでストレスを感じない。自分にメールしたら、パソコンにも出先からでも取り込めた。

何だかコマーシャルの文章のようになってしまったが、メモ帳がいらなくなってしまった。

ITの進歩のお陰で理想のダイナブックが近づいてきている。(まだほど遠い状態だが、そういう時代も近いのではと感じさせるようになってきた。)
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by tnomura9 | 2014-04-24 07:44 | 話のネタ | Comments(0)

IT断食

「やっぱりな」という記事を見かけたので引用しておく。(元記事

「AERA」2月3日号では、ソフトウェア企業のドリーム・アーツが実施している「IT断食」を紹介している。この会社では、会議へのパソコン・スマホの持ち込みや、プレゼンソフトのパワーポイントの使用、CCメール(写しメール)の送信を禁止している。

2013年には社内の猛反対を押して、営業部からパソコンを取り上げ、企画書や見積書作成などの業務は、別の支援部門が担当することにした。

同社のウェブサイトによると、現在営業部はパソコンの代わりにタブレットPC(iPad)を持って外回りをしている。パソコンよりも素早く電源を立ち上げることができるので、移動中にメールチェックをすることもできる。

さらに、資料をクラウド上に保存しておけば、訪問先でもパソコンを使う必要がない、というわけだ。パソコン撤去後の半年間で、営業部の訪問件数は40件から250件に増加。売上見込みも3倍以上になる成果が出たという。


あえてITを使わないというのも仕事の合理化のひとつかもしれない。製品を売るという目的を考えたときには常識と考えられていることも疑う必要がある事を示している。それと、製品を売る事の大切さを。

ブラジルのセムラー社では販売部門と製造部門の人員がチームを作っており、意思決定は顔と顔を合わせて行うミーティングで行われる。その際、口頭ですむ用事は極力文書を作らないようにしているとのことだ。情報を文書化するときの文書化できにくい情報が抜け落ちたり、文書を作ったり読んだりする無駄な時間が発生したりするのを防ぐためだ。

現場で発生したクレームはすぐに製造部門に届くので素早い対処ができる。これも、ユーザーの意見に的確な対応をするという製品を売るための最適化のひとつだろう。

ソニーのパソコンを例に挙げて悪いが、カーソルキーが右のシフトキーに並んでいたため打ち間違いが多かった。これについての不満が多くネットの記事にも見られていたのに、何年も放置されていた。売れない理由は価格のせいだけではない。

販売力の強化などとスローガンを掲げるより、製品を売るためには本当に何をしないといけないのかを真剣に考える必要がある。
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by tnomura9 | 2014-02-11 04:02 | 話のネタ | Comments(0)