「人工知能」で検索したら、『マッチ箱の脳』というサイトが見つかった。AIを使ったゲームのクリエーターの森川幸人氏の同名の著書のWeb版だ。AI関係の研究の概観がマッチ箱を使ったモデルや、親しみやすいイラストで平易に説明されている。
特に、マッチ箱を使ったニューラルネットワークと遺伝的アルゴリズムのモデルを紹介してある。マッチ箱の中のマッチを手で操作して学習の過程を見ることができるので、AIの考え方を即物的に直感することができる。 抽象的な概念をモデルによって具象化するという試みは、成功すると、その概念のしくみの本質を直感できる有力な方法になる。抽象的な思考といっても、その根源には視覚や手による操作からの外部入力を使ったオープンループのフィードバックがあるはずなので、こういうモデルを使った説明はわかりやすいと感じるのだ。 人工知能の研究も、コンピュータ内の世界内だけで完結するのではなく、ロボットに手足やセンサーつけて環境と相互作用させたときの機械知能の研究へとシフトしているような気がする。 自分自身の思考力の訓練についても、環境との相互作用という要素も含めて考える必要があるのかもしれない。
by tnomura9
| 2009-02-03 12:49
| 考えるということ
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