参考書の文章の下線を引くときは、問題集の答えとなるような部分に引くのが普通だ、しかし、逆に、問いとなるような部分に下線を引くと、即席のQ&Aを作ることができる。
次の例文は、『自営業再考』 国民生活金融公庫相互研究所編 の 『カナダにおける自己雇用者とその支援策』 からとった。 カナダにとって1990年代はその経済が大きく変貌を遂げた時期として特色付けられよう。上の下線を引いたところから次のような問題を作ることができる。 1)1990年代はカナダの経済にとってどんな時代だったか。 2)1990年代初頭のカナダ経済の状況について述べよ。 3)1990年代末のカナダ経済の状況について述べよ。 4)1990年代の10年間でカナダの労働市場はどう変化したのかを述べよ。 参考書に下線を引くときは、QアンドAの質問となりそうな箇所の下線は -----------> のように下線の末尾に矢印をつけると質問であることがわかるようにできる。また、QアンドAの質問は、多くは文の主語に下線を引くと機械的にマークすることができる。 下線引きをすべて上のような方式にするのは無理があるが、質問の答えよりも質問を引き出す箇所に下線を引いたほうが、著者の考えの道筋を理解したり、読み返したときに自分の理解度を確認したりするのに便利なことがある。
by tnomura9
| 2009-01-20 00:14
| 考えるということ
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