参考書を読むときに、接続詞を丸印で囲んで、文章の論理的構成を先に見ておくと、読むのが楽になる。
たとえば次の文章を読むときは、最初にスキミングをしながら接続詞を丸で囲んでいく、その時点ではまだ本文を読まない。例文では接続語を太字にした。 3) 長鎖アシルCoAシンターゼ(ACSL) 上の例で分かるように、マークしたのは接続詞ばかりでなく、文頭に現れた主語や代名詞、副詞も利用する。要するに中身を読まずに、何となく、ここで話題が変わるなと思った単語を丸で囲んでいくのだ。 上の例でいえば、文章の構成は、 1)ACLSの定義 --- 段落の最初の定義文 2)ミトコンドリア内でのACLSの生理作用 --- 「ミトコンドリアでは」で始まる 3)小胞体内でのACLSの生理作用 --- 「小胞体においては」で始まる 4)その他のACLSの生理作用 --- 「さらに」で始まる 5)Triacsin Cの話題 --- 「近年」で始まる 6)摂食行動への影響 --- 「また他方では」で始まる というブロックに分けることができる。そのことを先につかんだ上で再度熟読すれば、どの部分がひとまとまりになっているのかが分かっているので読みやすく感じる。 また、接続詞を見ると話の内容が前後でどのように展開していくかがある程度予測できるので、文章の前後関係の連想がやりやすく、内容があとで想起しやすく感じる。連想の方向付けができるからだ。 文章をスキミングしながら、接続詞だけに丸印をつけるというマーキングの方法はお勧めだ。
by tnomura9
| 2009-01-13 07:32
| 考えるということ
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Comments(2)
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