雇用問題の解決策としての、企業の雇用に頼らない自己雇用者という考えが気になったので、「自己雇用」というキーワードで検索してみたら、国民生活金融公庫総合研究所の『自己雇用者に関する実態調査』というレポートを見つけた。
これを見ると自己雇用者は、「収入には不満だが」、「心のゆとりがあり」、「仕事のやりがいはある」、「事業の拡張よりも生活のゆとりを求める」、「負債が比較的少なく(700万円くらい)」、「廃業したり、再度勤務者になるのに抵抗が少ない」という傾向になるようだ。 収入よりも、仕事のやりがいや心のゆとりのあるスローライフな生き方のような印象をうけた。また、負債が少なく、家族以外の従業員を雇わないので、転廃業や勤務者になることへの抵抗が比較的少ないのが特徴だ。また、創業者が多く、学歴は大卒でない人が多い。フットワークの軽い雇用形態のような気がする。 職業紹介や職業訓練に投入される費用がどれくらいかは知らないが、働く意欲も、勤勉性もある人が失業する危険の多い昨今の社会環境で、単なる職業紹介だけでなく、無担保の小額融資による自己雇用者を創出する政策も必要だし、経済効果もいいのではないかと思う。
by tnomura9
| 2009-01-08 17:54
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