突然ですが、プログラムネタはしばらく休憩します。
ひとのアイディアや自分の思いつきを追っかけて行って、プログラムという形で実体化させる作業というのは楽しいけれど、最近肩こりはするし、目も悪くなってきているのでしんどい作業が続かなくなってきている。 と、いうわけで最近面白いなと思っているのが、木曜深夜の「夢をかなえるゾウ」という連続ドラマ。12話で終わるそうなのだけれど、今週が第4話だった。同名の水野敬也の小説のドラマ化(の続編)だ。小説のドラマ化のほうは小栗旬、古田新太主演で最初にスペシャルドラマとして放映された。 小説はずいぶん前にネットをうろうろしたときに見つけてアマゾンで取り寄せて読んでいたが、ガネーシャの神様らしくないテンションとかわいさが面白かったのを記憶している。本の時から視覚的な話の運び方なので、映像向きだなと思っていたが、やはり連続ドラマになっていた。ただし、現在放映中のは小説の続編という感じで、主人公も結婚願望の強いOLという設定になっている。さえない主人公がガネーシャの課題を実現するに従って個性的に成長していくというパターンは踏襲されている。 小説もそうだったけれど、ドラマでも面白いのは、主人公とガネーシャとの掛け合いだ。見るからに胡散臭いし、つぎつぎと要求する課題は意味不明なのだが、なぜかそのわけのわからない課題を主人公が正直に実行していくところが面白い。ジャッキーチェンの「酔拳」や「ベストキッド」でもみられたパタンだが、ちっとも偉そうには見えない師匠と、優秀ではないが素直な弟子とのコンビという原型は見る者の心を動かすもののようだ。 ドラマの方の主人公は女の子になっている。水川あさみという女優が演じている。前に見たときは前髪を目まで下して、不気味な美人という印象だったのだが、額を出しただけでずいぶん印象が変わって見えた。顔の表情が本当によく動くのがおかしいし、なかなかチャーミングだ。笑顔も屈託がなくていい。ひょっとしたらこちらのほうが地なのかもしれない。ちょっと、「コヨーテ・アグリー」の主人公を連想してしまった。雰囲気は少し違うかもしれないが、ピュアな感じが共通しているような気がする。 ガネーシャ役の古田新太がまたいい。ガネーシャの役はこの人にしかできないのではと思ったりした。ガネーシャが何を大切に思っているのか、何を楽しいと感じているのかがよく分かっているような印象の演技だ。これまた、本人の生き方のスタイルのようなものとガネーシャのそれとがそうずれていないのではないかと思わせる。良い俳優はなんにでも化けることができるそうなのでそう思わせられているだけなのかもしれないが。 ドラマの構図の分析などをすると興ざめになるのでやめておくが、毎週が楽しくなりそうだ。
by tnomura9
| 2008-10-25 05:14
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