先日、仕事関係のセミナーに出ていて、講師がフロアーの質問に答えるのをボーッと眺めながら、専門家と自分とどこが違うのだろうと考えていた。
まず、専門家と自分との決定的な違いは、情報のソースだ。専門家は我々がアクセスするのがほとんど不可能な情報源を持っている。特に、一次情報のソースが豊富だ。 第2の違いは人脈だ、その分野に詳しい専門家集団との交流を密に持っている。 第3は情報を有機的に構成する能力だ。ポイントはどこか、情報のネットワークの構成はどうなっているのかよく把握している。そのため、難しい話も聞いていてよくわかる。 第4は背景となる基礎的なトレーニングができている。論理的な思考法や語学などインフラがしっかりしている。 しかし、これらの4点は専門家だけに必要なわけではない。現場の仕事は立派な一次情報だし、これをきちんとやるためにはそれをサポートする情報の入手が不可欠だ。思考力だって鍛えておかないとまともな判断はできない。 専門家ほど環境には恵まれていないが、いい仕事をしたいと思ったら同じような条件が必要になってくる。
by tnomura9
| 2008-07-25 06:20
| 考えるということ
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