メタ思考とは思考について考える思考だ。
メタ思考という用語があるわけではないが、メタという言葉が言語や理論の意味を考える理論というふうに使われるのでそれを借用した。 要するに何かの問題を考えるのが思考で、その思考について、どんな風な種類や働きの思考が行われているのかを考えるのがメタ思考だ。たとえば、文章を普通に読んで理解するのが読書だとしたら、その文章が序論、本論、結論という構成で作られているかどうかを考え、それが文章の理解にどう影響しているのかと考えるのがメタ読書なのだ。 思考力を向上させたいと考える場合は、その思考がどのようなものか、その思考法にはどのような意味や使用法があるのかなどと、メタ思考的な発想が欠かせない。問題について思考し解答を得ることができればそれで十分だが、なぜ解答が得られたのか、どういう思考方法が有効だったのかなどと、解答にいたるまでの思考の性質について考えることで、その問題だけでなく広い範囲の問題を解くための方法論を得ることができる。
by tnomura9
| 2007-08-17 01:39
| 考えるということ
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