考える楽しみのひとつは、謎を解くことだ。
一見無秩序に見えるものや、理解のできない現象の中に、意味のあるパターンを見出し、それを利用して新しいことができるようになったとき、なんともいえない喜びが感じられる。それが今までに誰も見つけたことのないものだったら、その喜びもひとしおだろうが、残念ながらそれが許される人は特別な人だ。 謎が解けたときのうれしさは何度でも味わいたいものだが、なかなかそうは行かない。謎はそう簡単に解けないからこそ面白いのかもしれない。プログラムの作成にしても、できなかったことができるようになったときが一番楽しいので、すでに知っている知識を組み合わせて似たようなものを作るときはそれほどうれしくもないだろう。 また、謎解きを繰り返しているうちに、次第にコツが分かってくる。そうすると、こっちの謎解きに使った方法が、別の謎解きにも使えるのではないだろうかという期待が生まれてきたりする。宮本武蔵が絵画が上手かったのは有名だが、剣術の極意と絵画の本質との間に共通するものを見ていたのかもしれない。武蔵は本当は一対一の剣術より、軍隊を指揮する兵法や、政治の運用をやりたがっていたらしい。それもやはり、法則の普遍性のようなものを試してみたかったからではないだろうか。 上手に考えるための法則というものがあるのだろうか。そういうものがあれば、是非、会得したいものだ。
by tnomura9
| 2007-04-28 15:09
| 考えるということ
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