役に立つ知識とは、有機的に結合された大量の知識である。大量の知識だけでは単なる物知りになってしまう。参考書や経験から得られた大量の知識が有機的に結合されてこそ、それは生きたものとなってくる。
有機的な知識は、仕事で覚えるのが一番いい。指導者や先輩のすることをみたり、話を聞いたり、質問に答えてもらっているうちに自然と出来上がってくる。本を読むよりは数段効率的だ。しかし、そう都合よく詳しい人に出会わないことも多い。 したがって、キーポイントは大量の知識を獲得するということのほうになることも多いのだ。ハウツー本が役に立たないように見えるのは、大量の知識に適用しないからだ。うまくやることを考える前にひたすらやることが大切なのだ。ただ、参考書をなんとなく読んでいっても、有機的な知識の結合にはならない。疑問を持ちそれを解決するために読むという読み方が大切だ。 問題意識を持って読むためには、あまり速く読んではいけない。とくに、キーワードと思われる用語については、使用済みコピー用紙の裏などに書き写すなどして、時間をとる必要がある。このとき、手元は見ない。目は、本のキーワードにとめたまま、手のほうは見ないで書き写すと疲れない。また、概念の干渉が起きて混乱しそうなときは、簡単な表を作って差異をはっきりさせておく。 本を読み終わった後で、さらに2,3個の疑問が湧いてくるような読み方がベストだ。
by tnomura9
| 2006-09-01 00:11
| 考えるということ
|
Comments(0)
|
カテゴリ
新型コロナウイルス 主インデックス Haskell 記事リスト 圏論記事リスト 考えるということのリスト 考えるということ ラッセルのパラドックス Haskell Prelude Ocaml ボーカロイド 圏論 jQuery デモ HTML Python ツールボックス XAMPP Ruby ubuntu WordPress 脳の話 話のネタ リンク 幸福論 キリスト教 心の話 メモ 電子カルテ Dojo JavaScript C# NetWalker ed と sed HTML Raspberry Pi C 言語 命題論理 以前の記事
最新のトラックバック
最新のコメント
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||