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バカの壁

最近、専門家の講義のDVDを見ている。たまたま、同じ分野に関しての三人の専門家の講義を聴くこととなったのだが、三人が三人ともまったく方式が違うのだ。三人が共通しているとところが真に有効な方法であると考えることもできるが。それとは別に、個人の思考力の限界というのはこういう風に現れるのかと思った。

三人ともすばらしい知識と経験を持った人たちで、どの人の意見もなるほどとうなづかせるものがあるのだが、三人を並べてみると、全く異なるのだ。どんなに、すばらしい人たちでも、一個の人間の頭脳という限界を超えることはできない。どんなに優秀な頭脳も個人の頭脳という限界を持っているのだ。

ましてや、お世辞にも優秀といえない、管理人の頭脳は限界だらけのはずだ。にも関わらず、普段いろいろなことに対して間違った判断などあまりしないような気になっている。また、周りを見回しても、「あれは、こうなのだ」と、断定的な言い方をする人が多いような気がする。自分が知らないということに対しての用心深さの欠如がある。それは、うっかりしているというより、本質的な認識の仕組によるもののようだ。「バカの壁」という本が一時ベストセラーになったが、そういうことを言っていたのだろうか。
by tnomura9 | 2005-11-27 12:36 | 考えるということ | Comments(0)
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