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物を持たないかのように暮らす。

物を持っているのは良いことだが、それに伴って気苦労も増えるのではないか。財産があれば、親族が無心にくるだろうし、高級車を乗り回していれば、疵が気になるだろう。かといって、物が無ければ不便この上ない。

こんなときは、物を持っていないかのように暮らすに限る。実際に持っているものも持っていないかのように考えるのだから、一種の嘘だが、ものが無くなっても心が動揺しないようにする練習にはなる。

実際に生活を簡素化してしまえればもっといい。物が少なくなるほど悩みも減るだろう。物がない分は心を豊かにすればいい。心のあるところに宝はあるもので、要するに物を持たずに、その物の良さを鑑賞する力を持つようにすれば良いのだ。

生活が簡素になればなるほど悩みは減り、心が豊かになれば、その分楽しみが増える。
by tnomura9 | 2005-11-24 07:45 | 心の話 | Comments(0)
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