本には線を引こう。しかし、重要な文章を丸のまま線引きしてはいけない。線を引くのはキーワードの単語だけにする。その単語の意味を説明するような文には線は引かない。
ぱっと見て意味が分かるような線引きだと本を読み返したときに「あっ、知っている」と思って読み飛ばしてしまうからだ。キーワードだけだと後から見直したときなんで線を引いたのか分からないときがある。それで、もう一度そのキーワードについて思いを巡らしたり、本の内容を確認したりするだろう。 キーワードを見てすぐに内容が分からないようでは、本の知識が自分の中でまだよくこなれていない。 また、線を引くキーワードは厳選して数を増やさないようにする。キーワードはあくまでも連想の糸のきっかけであって、そこから派生的に連想される事項まで線を引いてしまっては、どこから考え始めたらいいのか分からなくなって混乱するだろう。 さらに、キーワードのページ内や段落内での位置にも注意を払う必要がある。キーワードと章や見出しとの位置関係をざっと眺めて全体像を掴むのだ。キーワードの位置関係の記憶ができると、本がそのまま辞書やデータベースになる。 本に線を引くときは、厳選した少数のキーワードだけに線を引くのが一番いい。
by tnomura9
| 2005-09-30 20:43
| 考えるということ
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