分厚い本は最初から読んではいけない。目次を見るように勧める人もあるが、管理人は、スキミングを最初にすることを勧める。
スキミングとは本を最初のページから始めて、読むともなく、見るともなく、1ページずつめくっていくのだ。丁度、何気なく雑誌をめくっているときのような状態だ。気になる文章や絵があったらそこで止まってもいいが、さっと流さないと時間がいくらあっても足りなくなる。脳が披露する前に本の全体に目を通すのがスキミングの目的なので、さっさと跳ばしていくほうがよい。ただし、ページだけは1ページずつ律儀にめくっていく。 スキミングが終わったら、すぐに、その感想をマインドマップに記入していく。最初にノートの左ページの真ん中に読んだ本の名前を書く。そうして、その周囲に、疑問点でもよいし、気になった用語でもいいし、絵や図の内容でもよい、とにかく、片っ端から思いついたものをマインドマップにして書き込んでいくのだ。 あまりたいした項目がマインドマップに書き込めないときは、まだ、その本を読む準備が出来ていないと考えたほうがいいかもしれない。マインドマップができたら、今度は目次を見るのだ。そうすると、スキミングで作ったマインドマップと作者が作った目次を見比べながら、その本は、どういう意図で書かれたのだろうと考えるのである。 これだけの準備をしてから本を読み始めると、いきなり読み始めたときと違って、かなり理解できるような気がするだろう。 このようにスキミングは本の全体像を掴むのに、精神エネルギーをあまり使わなくて楽しんでやれる良い方法だと思う。
by tnomura9
| 2005-09-26 18:46
| 考えるということ
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