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質問力

速読法も記憶法もだめな管理人が学習の効率を上げるためには、質問力を鍛えるしかない。参考書の中身を読む前によい質問を作っておくのだ。

何がよい質問かはっきりと言うことは出来ないが、いくつかの質問のパターンを持っているとよいだろう。たとえば、新聞の記事は、いつ、どこで、誰が、何を、どのようにしたのかという4W1Hで書かれているといったものである。

また、これは何であって、何ではないというような二分法で考えるという方法もある。

新聞の記事で「流通・外食 売り手市場」という見出しがあったとする。まずはこの言葉が何を指しているかという疑問が湧いてくる。売り手市場というのは何について述べているのだろうか。株ではないようだ、どうも就職の話のようである。就職でも色々あるが大卒者の就職のことだ。

流通・外食産業で売り手市場ということは、求職より求人活動のほうが盛んであるということである。この分野で新規採用があるということは、これらの業種の業績が好調であるはずだ。にも関わらず求職者が不足しているということは、他業種の求人も盛んだろう。全体に景気がよいのだろうか。それとも、団塊の世代の大量の退職者がでるという事情もあるのだろうか。

流通・外食産業で求職者が不足しているということは、大卒者にとってこの業界があまり魅力がないのだろうか。この産業は栄枯衰勢が激しく将来に不安があると考えているのだろうか。また、産業側も使い捨ての人材を欲しているのだろうか。かりに就職するとして、中年以降の人生設計に独立起業を考えておいたほうがよいのだろうか。

また、去年と比べてどれくらい好調なのか、その要因は何だろうか。等々。

あまり質問の数が多くても収拾がつかなくなる。質問のほうもマインドマップで構造化しておく必要があるかもしれない。頭のよい人なら全て頭の中で考えることが出来るだろうが、凡人は一旦紙に書き出したほうがよいだろう。

質問のノートを作って質問力を鍛えるという方法もよい方法かも知れない。
by tnomura9 | 2005-09-24 07:52 | 考えるということ | Comments(0)
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