発想や学習のための特殊なノートのとり方としてマインドマップがよく引用される(『人生に奇跡を起こすノート術 マインドマップ 放射思考』 トニー ブザン著 田中孝顕訳 きこ書房)。作り方は概ね次のようになる。
マインドマップを発想法に使う場合はこのように組織化せず、気ままに関連のありそうな項目を線で結んでいくのである。 しかし、実際にやってみると、この方法では出来上がったマップを後で見返したときに意味がかえって分かりづらいという欠点がある。書いたときの思考の流れを見返したときに忘れていることが多いからである。 マインドマップは、本質的には、2つの項目を連想で結び付けただけのものである。作成する時点ではあまり構造化や論理の流れは考慮されていない。思考というものは、本来そのようなものかもしれないが、読み返す際にはあまり雑然としていても困るのである。 したがって、マインドマップを有効に活用しようと思うなら、これを文章化しなければならない。実際にマインドマップから文章を起こしてみると、いろいろな細かい点で変更を余儀なくされることが多い。マインドマップではひとつの項目から次にどの項目へ移ればよいのか分かり辛いが、文章化することでその順序が指定され、思考の流れが整理されるのである。 こう考えると、ノートを見開きで使い、左にマインドマップ、右にそれを文章化したものを書くというのはよい方法のような気がする。
by tnomura9
| 2005-09-14 16:53
| 考えるということ
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