近未来型鉄工所 山本精工

これからの日本の製造業の方向性を示しているような工場を見つけた。京都の「山本精工」がそれだ。

脱・鉄工所のすすめ HILLTOP 山本精工 on TV (KBS)!!

この会社の製品は多品種単品生産だが、大量生産にも応用できるだろう。ポイントは製造業のソフトウェア化だ。製品のプログラムを開発することで、短期間に他種類の製品を製造することができる。

製造業のソフトウェア化は、テスラ・モーターズの工場のラインにも見られる。工場にはレールやベルトコンベアがなく、床に引かれた線を台車のカメラが認識してつぎのロボットのブースに移動するようになっている。これなら、生産の状況によっていつでもラインを組み替えることができる。

工場がロボット化されるといっても、人間の仕事がなくなってしまうのではなく、単純作業ではない創造的な仕事に振り向けられるのだ。

中国への工場進出が盛んだったころ、中国の工場の経営者が、人間にやらせることができることをわざわざ機械にやらせる必要はないと言っていたという記事を読んで、新興国のパワーを感じたが。しかし、中国の人件費が上がり、政治的なリスクが増大した今では、機械が夜も寝ないでやってくれることを人間がやる必要はないと言い換えることができるのかもしれない。

工場の国内回帰の時代の到来をも感じさせる事例だ。
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by tnomura9 | 2012-11-01 23:39 | 話のネタ | Comments(0)
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