日本企業は中国工場の賃上げをしたらどうだろうか。

中国の日本製品の不買運動が心配だが、対抗策としては中国の工場の賃上げをするという方法も考えられるのではないだろうか。

日本の企業は国内の高賃金体質での経営に慣れている。しかし、中国の国内企業の賃金遅配や労働者の要求に対する暴力的な対応を見ていると、中国企業は高賃金下での運営に慣れていないような気がする。日本企業が率先して賃上げに応じれば、賃上げ圧力は必然的にこのような企業にも向かっていく。このような会社で労働争議が起きれば、これを抑制するための行政のコストは増大し、また、日本企業と国内企業の就労条件の格差に労働者の不満は政府のほうに向いていくだろう。一方で日本企業の労働環境の改善に努めれば、日本企業への就職が労働者の憧れとなり、日本に対するネガティブイメージが抑制されるだろう。

また、労働者の購買力が増してくれば、中国の市場としての魅力も大きくなる。

賃上げは行政機関から制限がかかっているが、日本企業が一斉にその制限一杯に賃上げを行い、その理由としては日本に対する不買運動を和らげるためと説明すればいい。中国政府がそれを非難すれば、国民の批判の矛先は政府に向かうだろう。2万社ある日本の企業が一斉に賃上げを行ったとき、行政主導の日本製品の不買運動がはたして続けられるだろうかと思う。

これは机上の空論だし、賃上げ後のさらなる賃上げの要求に直面しなければならなくなるかもしれない。名案だとはとてもいえないが、あらゆる可能性を考えてみるというのが、これから先の困難を考えるときに必要なのだ。
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by tnomura9 | 2012-09-26 07:39 | 話のネタ | Comments(0)
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