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動かざること山の如し

「動かざること山の如し」という題で書こうと思ったが、その前に、この言葉が一般的にはどういう意味で使われているのだろうと疑問に思った。

Googleで検索してみたら、武田信玄が「風林火山」を旗印で使ったのが有名だが、その200年前に南北朝時代に北畠顕家が使っていたとか、もともとの出典は孫子だとかいろいろわかった。

戦争と関係ないところでは、政争が忙しいときの政治家の態度だとか、株が乱高下しているのを模様見しているベテランディーラーだとか、ベンチャー企業の社長のブログのリーダーはあまり動くものではないという意見とかに引用されている。また、一日外に出ずにパソコンをしているのを表現するのに使われていたり、果ては、女の人の盛り髪のネーミングに「動かざること山の如し、信玄巻き」などとあったりした。

「山の如し」というイメージが雄大なので、なにか深遠なことが語られているようなイメージがあるが、要するに単に「動かない」という意味なのだ。

そう考えているうちに、自分がこの言葉を題に書こうと思っていた内容が、「動かない」ということに意味を持たせようとしていただけだということに気づいて書く気がなくなってしまった。動かないと決めたのだからそうすればいいだけのことで、それに意味を持たせようとするのは、ケーキのデコレーションのようなものだ。見かけは美しいが、ケーキの味や栄養が増すというものでもない。

オッカムの剃刀ではないが、単純でよいものは単純なほうがいい。
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by tnomura9 | 2011-02-20 08:18 | 話のネタ | Comments(0)
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