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テスト学習法

単語を学習するのに、単語のリストを覚えてからテストをするよりも、早い段階でテストを頻繁に実行したほうが、長期記憶への定着率がいいそうだ。雑誌でチラ読みした情報なので、情報源を特定できなかったが、心理学的な実験の根拠があるそうだ。

普通に記憶しようとした時よりも、テストを受けた時の方が、関連の単語や文章の想起が刺激され、記憶の定着に一役買うらしい。

何かの講演会を聴きに行ったときに、講師が質疑応答で、「本当に内容を理解できたのは、こうして講演を引き受ける様になってからです。」と言っていた。確かに、人に話すつもりで情報をまとめると、この話は重要なので外せないとか、ここは瑣末な事項だから省略しようとか、ここには実例を入れないと分かりにくいだろうなど、自分だけで学習していては気づかない思考の流れが発生するのだろう。

ただし、普段学習しているときには、テストなど無い訳で、実際にはどうしたらよいのかという疑問は残る。ノートに要約を作成したりする方法もあるかもしれないが、時間と体力の投資効率がいいようには思えない。

ただ、プログラム言語の学習をしているときには、本を読みながらスニペットを作成して動作確認してみると、よくわかるような気がするし、面白く感じるといった経験をする。教科書をただ読んでいても、その時は理解したような気がするが、端末の前に座るとさて何を学んだのか忘れてしまっている。

また、何かのプログラムを自分で作ろうとしているときは、結構長時間机に座っていることができる。自分の考えたコードが動いた時も動かない時も、自分のアイディアの結果がフィードバックされるので、面白く感じるのだろう。

平凡だが、こまめにPlan-Do-See が発生する状況を作るのが大切なのだろう。


今日のHaskell
qsort [] = []
qsort (x:xs) = qsort (filter (<x) xs) ++ [x] ++ qsort (filter (>=x) xs)

動作例
Main> qsort [2,0,1,0,11,9]
[0,0,1,2,9,11]

クイックソートのプログラム。Haskell の永字八法。リスト操作、パタン、再帰関数、高階関数、関数のカリー化(セクション)などの要素がてんこ盛り。なによりも、これでプログラムが動作してしまうのに驚かされる。
by tnomura9 | 2010-11-09 08:12 | 考えるということ | Comments(0)
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