日中首脳会談の舞台裏

4日ブリュッセルで開かれたASEM首脳会合のワーキングディナーの後の電撃的な日中首脳会談の舞台裏についての記事がAsahi.comに出ていた。

要約すると、日中関係の早期正常化を望んだ菅首相が外務省ルートをは別に中国との接触を図った。仙石官房長官が独自ルートで中国にも歩み寄りの意志があることを知り、細野豪志前幹事長代理を派遣。氏は中国外務省高官と7時間に渡る会談を持ち、戴秉国・国務委員も姿を現した。細野氏の動きを知った外務省があわてて、外交ルートを通じて仙石官房長官と戴秉国・国務委員との電話会談を設定した。というところだ。

こんなに早い時期にリークされてもいいのだろうかという情報だが、朝日新聞に載ったところを見ると、中国も了解済みなのだろう。

リークした目的は、中国と日本とのパイプが外務省以外にもできていることのアピールだろう。日本の産業界に日中関係のパイプが存在することを示して、経済交流を控えることがないようにとの意図があるかもしれない。中国国内には、強硬派の国内的な圧力が対日本だけでなく、国際関係全体に不都合を引き起こすことを示して、暴走を牽制したのかもしれない。また、中国の意向を十分に官邸に伝えることができなかった外務省の官僚への注文という側面もあるかもしれない。

しかし、もし、相手国の同意のないリークだったとしたら、これから先どうかなという気もする。

いずれにしても、スパイ活動は公式、非公式の記事の分析だけでも十分できることがわかる。
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by tnomura9 | 2010-10-06 18:10 | 話のネタ | Comments(0)
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