iPodのフリック入力の練習は、フリックマスターというアプリケーションでやっている。
毎日やっているが、成績に3つのピークがあるのに気がついた。一番遅いのが30秒台、2番目の早さで成績がこの値になるのが一番多いのが22秒台、一番早いのが20秒を切る19秒台後半だ。きちんと統計をとったわけではないのだが、正規分布ではなく、この3つのピーク中心に分布しているようなのだ。 一番遅い30秒台の場合は、フリック入力の練習を死ながら他のことを考えていた場合だ。2番目のはフリック入力に集中しているが、問題の文字を内語で発音しながら入力している場合のようだ。一番早い場合は、問題の文字をみると同時に指が動く場合で、内語の発音をスキップしているようだ。 脳はマルチタスクで動くといっても、タスクの状態でフリック入力の応答速度に顕著な差が出てくる。剣道で無念無想を強調するのは、隙ができたということを認識してから竹刀を振るより、隙があるという認識の作業をシャントして、隙が見えると同時に竹刀を振ったほうが反応速度が早くなるからだ。 そんなことができるのだろうかと思うが、フリック入力という単純な操作を観察したおかげで、脳内で中間処理をスキップして入力から出力への反応を早くすることができることが分かる。また、このスキップの作業はできるときとそうでないときがあり、練習を重ねるにつれスキップできる頻度が高くなる。 速読の場合も内語で音読するのを止めるように勧められるが、どうやら、それは実行可能なスキルのようだ。複数の行を見て内容を一度に理解するように勧める方法もあるが、これも、超能力というわけではないのかもしれない。 練習に慣れてきたら、中間の処理をとばす方法を意識してみるのもいいかもしれない。 しかし、この中間作業の省略は、練習の回数を相当積まなければ起きてこない。速読の練習も、相当大量の書物を読まなければ身につかないのではないだろうか。ラノベのような気楽に読める本を大量に読みつづけるというのは速読の練習法としてはいい方法のような気がする。
by tnomura9
| 2010-05-10 06:55
| 考えるということ
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