最近、政府の懐具合が気になってきたので、総務省のホームページから外貨準備高を調べてみた。
外貨準備高とは、国際収支赤字の決済手段として通貨当局が保有する準備資産(各年末現在)で,金,SDR,IMFリザーブポジション及び外貨からなる。 要するに外国から借金をしたときに国として支払うことのできるお金のことだ。それが、2000年の時点では、3560億ドルだったのが毎年増えて、2009年には9541億ドルになっている。こんな国の国民がどうして「おにぎりを食べたい」と言って餓死しなければならないのだろうか。 800兆円の借金と言っても国債の大半は国内で消費されている。今にも倒産しそうな国がどうして毎年増加する外貨準備額を持つことができるのだろうか。貨幣の管理についての政府の緊縮財政の理論には間違いがないのだろうか。 不況が進行して倒産する企業が激増したら、その時こそ、国の破産を心配しなくてはならなくなるのではないだろうか。国債の発行は通常の企業の借金とは全く違うのに、企業の借金のアナロジーで国の財政を運営しているのではないか。 通貨については、ネットで検索しても分からなくなることばかりだ。だれか、一般国民にも分かりやすく説明してくれないだろうか。自分の会社が不況で青息吐息なのは、国の経済政策のせいかもしれないのに、どこをどうしてもらったらよいのかすら分からない状態だ。 国の方針が間違っているかもしれないという疑いが湧いてきたときに、頼りになるのは、専門家による納得できる分かりやすい説明だ。
by tnomura9
| 2009-11-21 17:55
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