国の借金は怖くない

政府紙幣についてネットで調べただけでも、「国の借金は怖くない」というのが分かってきた。

国は貨幣の発行権があるので、国債の償還やベーシックインカムなどを貨幣の発行によって支払うことができるからだ。インフレが気になるが注意深い貨幣の発行による通貨の供給量の増加で景気を上向かせることができる。景気が回復すれば税収の増加で発行した貨幣の回収は可能だ。

むしろ、一般の企業体と同じ発想で収支を合わせるために緊縮財政を敷いたりしたら通貨の供給不足のために深刻なデフレを引き起こす可能性がある。

国の財政の収支は一般の企業のそれとは性質が全く異なることに気がつかないといけない。

企業に見られる収入は生産物の対価だが、国の税収は所得の再配分なので性質が違う。政府紙幣の発行による通貨の供給によって倒産する中小企業の数が減れば雇用と生活保護の支出が激減する上に、税収も増加し結果的に歳出と歳入のバランスはとれてくる。ところが、企業の会計のアナロジーで緊縮財政をとると中小企業の倒産が激増し結果的に税収の減少と雇用保険生活保護の支出が増えてしまい、ますます歳入と歳出のバランスが悪くなってしまう。

フーバー大統領の緊縮財政で恐慌がおこり、ニューディール政策で恐慌から抜け出せたのも、浜口・井上の政策で昭和恐慌となり、高橋是清の天才的な政策でそれを脱出できたのも、国の財政の性質と企業会計との違いに気がつかなかったのか、それをはっきりと意識していたのかの違いではなかったのだろうか。

税金の無駄遣いはやめなければならないが、国の会計と企業の会計の違いをはっきり知っておかなければならない。企業会計の発想で収支を合わせようとしてデフレを悪化させることだけは避けなければならない。
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by tnomura9 | 2009-11-17 17:35 | 話のネタ | Comments(0)
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