「ほっ」と。キャンペーン

2世代重複型産業関連モデルにおける社会保障支出の経済効果

ベーシックインカムとは直接の関連はないかもしれないが、公共事業を増やすよりは、医療や社会保障費を増やしたほうが財政支出の経済効果が大きいというシミュレーションを見つけた。

2世代重複型産業関連モデルにおける社会保障支出の経済効果

医療費亡国論という主張があるらしいと聞いたことがあるが、このシミュレーションでは若干違った結論になっている。

福祉 = 経済活力の減退という考えは再考を要するのではないだろうか。

雇用を生み出すために公共事業を起こしても、その費用の全てが就労者に回るわけではない。社会保障支出による消費と雇用の増加のほうが直接的な投資効果を上げる場合もあるのではないだろうか。たとえば、賃貸住宅はたちまち空き室がなくなるだろう。小売りの売り上げも増加するだろう。そのことによる企業の収益の改善が回りまわって雇用の創出と税収の増加をもたらすこともあるのではないか。

企業は解雇や賃金の抑制よる社会的な非難を受けずに済むので、国内で製造しても十分な国際競争力をつけることになり、国内に工場を誘致するのではないだろうか。そうすると、工場建設の受注も発生するし、法人税の税収も増えることになる。

今の不況は、国民という体に与える栄養は十分あるのにそれをいきわたらせる血行が障害されているというのが問題なのではないだろうか。社会保障費の削減は血行不良をさらに悪化させることになるかもしれない。
[PR]
by tnomura9 | 2009-10-31 18:24 | 話のネタ | Comments(0)
<< Haskell でシェルコマン... 無駄の省き方 >>