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知らざるを知らずとなす

今日の日経新聞の「私の履歴書」は安居祥策さん(日本政策金融公庫総裁)の記事だった。次のような文章があってうれしくなった。
私は裸の王様にはなりたくなかった。経営者は、情報量が3割しかない段階で決断しなければならない。5割になるのを待っていたら遅い。

ものすごくリスクを伴う。

私心を交えたり独断で決めたりしてはいけない。俺は大丈夫だと思うのは過信だ。人間の判断はいつでも正しいとは限らない。

意思決定の際、どういう考え方でどのように検討して結論を出したのか、過程を透明にする仕組みが不可欠だ。

経営の判断に間違う可能性は常に存在する。「知らざるを知らずとなす」というオープンな心がなければ、巨大な恐竜もたやすく死んでしまう。

自民党は失政のために政権を去ったが、民主党の場合も変革の名のもとにステレオタイプな政権運営をやっていたらせっかく獲得した政権も長くは続かないだろう。日本国という巨大な組織を運営する経営者としての責任を自覚して運営を行ってもらいたいと思う。

経営者は技術者や実務家である必要はない。適材を選び出し、その人たちの意見を取捨選択して全体の舵取りを行うのが仕事だ。政治主導の政権運営とはそういうものであって官僚という実務家やテクノクラートを排することではない。しかし、その人選には責任がある。

石油、鉄鋼、自動車を中心とした日本や世界の基幹産業に激震がおきる可能性がある現在、政治の舵取りにはかなりの細心さが必要だ。
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by tnomura9 | 2009-10-26 08:10 | 話のネタ | Comments(0)
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