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費用対効果比

使い捨てプログラムを作れるようになるための Haskell 学習のチェックポイントのリストを作っていて、思いもかけず長いリストになってしまった(しかも、まだ作成途中)のに驚いた。

ただ単に面白いことを学習するのが好きだという人にはいいかもしれないが、期限が切られていて何かに役立てなければならないような人には苦痛だろうと思う。

コンピュータを使っていると、いつもこの「費用対効果比」の問題に突き当たる。Mac を使ってグラフィック関係の仕事をしていた人が友人のMacフリークの人たちたちと話していて次第に違和感を感じたという話がある。そのひとは、何年もMacを使っていて、Photoshop や Illustrator などひととおりかなりのことをできるまでになっていたのだが、同じように何年もMacを使っているはずの友人たちが誰一人簡単な絵もMacで書くことができなかったというのだ。一方でその友人たちが熱心に話している内容がひとつも理解できなかった。

管理人もこのコンピュータ好きの陥りやすい罠にはまる方で、Haskell を勉強し始めたのも、かねてから興味のあった、血圧のシミュレーションを簡単に書けそうだと思ったからだ。ところが、それができそうなくらいには知識がついたにも関わらず、Haskell は特殊な用途の言語ではなく汎用言語だということをPRしたいとこのブログを書いたり。Haskell だって正規表現が使えるはずだとネットを彷徨したり、Haskell をやるのなら Parsec くらいは使えないといけないなどと、睡眠時間を削っている。

これではいけないと Haskell 記事の終了宣言を何回繰り返しても、アイディアが湧くと書かずにはいられなくなる。完全にとりつかれているようだ。そろそろ目を覚まさないと(もう寝ないと)体にもよくないようだ。

日本語の解説書も出てき始めているし、(Real Wrold Haskell の翻訳もでているようだし)、英語の教科書はいいのがたくさんあるらしいので、ネットを血眼になって捜さずにじっと待っていたほうがいいのかもしれない。Ruby のときのように Haskell も使い始めると宣伝したくてたまらなくなる魔力があるらしいから。
by tnomura9 | 2009-09-26 04:53 | 考えるということ | Comments(0)
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